絶えない特殊詐欺被害のニュース。
普通に生活していると自然に耳に入ってきてしまいます。
だけど、詐欺被害者に同情はしつつも
「自分には無縁だ…」
「詐欺に引っかかるわけない…」
そう思う人が大半でしょう。
私もその一人でした。
まさか自分が詐欺被害者になるなんて
今でも夢であってほしいと、毎朝目が覚める度に思います。
ここでの中国人投資詐欺の情報発信を続けることで、一人でも私のような詐欺被害者になってほしくないと、心から願います。
しかし、実際に詐欺に遭ってしまったら…。
頭が真っ白になってしまう方。
取り乱して正常な判断ができなくなってしまう方。
いろいろとあると思います。
しかし、すぐにこれから説明するような行動を起こしてください。
もしも、あなたの友人や家族が詐欺に遭ったと知った時にはすぐに伝えてあげてください。
情報を大幅に更新した最新版はこちらです
すぐに警察の刑事課に相談
交番ではなく、警察署の刑事課という部署があるので、そこに直接相談に行ってください。地域によって名称が「サイバー詐欺」「特殊詐欺」などとなっているので確認してください。
交番に行ってしまうと交番で経緯を説明た後に、警察署へ行くように指示され、警察署でまた同じことを説明しなければなりません。
耐え難い経験を短時間に2度もさせられると精神的には良くありません。
交番ではなく警察署へ連絡です!
※交番に行って刑事課への案内をお願いするとスムーズです。
もしも、あなたがお金を振り込んでしまった詐欺師の口座情報がわかっていればそれも準備しましょう。
それが日本国内の口座の場合、すぐに警察が銀行に問い合わせをかけてくれます。
この時点ですでにその口座が止められているかどうかがわかります。
詐欺師によってお金が移動されていない、つまりお金が残っていれば回収可能性は高くなります。
特に中国人投資詐欺のケースだと、詐欺だと気がついたらすぐに行動を起こすことがお金を取り戻せる可能性を高めることになります。
もしも警察が銀行へ確認を行ってくれない場合は、確認してほしい旨を伝えましょう。
銀行側も事実確認に時間を要しますが、その口座がどうなっているのかは半日もあれば開示してくれます。
詐欺関連に強い弁護士に相談
投資詐欺に明るい弁護士事務所に相談すると、詳しい手順も教えてもらえます。
現在はありとあらゆるマッチングアプリを介した中国人投資詐欺の被害者が増えているようです。
詐欺被害が確認されているマッチングアプリやSNSはコチラ
弁護士さんが詐欺被害に遭ったお金を回収する方法として教えてくれました。それは、投資詐欺に遭った経緯が「詐欺救済法」に該当すれば、これを適用させて詐欺師の銀行口座を凍結させて資金の回収を試みるそうです。
しかし、ここでもその口座に資金が残っていなければ可能性は低くなります。
そのため弁護士さんへの相談も一日でも早い方がいいのです。
ただし、このようなロマンス詐欺、仮想通貨やFXにかかわる投資詐欺関連の相談が近年非常に多いようで、相談をお断りしている弁護士事務所も見受けられました。
相談を受け付けていても、被害額が数10万円程度の場合は受け付けていないケースもあります。この場合だと、弁護士に調査を依頼し、成功報酬を差し引いたとしても被害者の方が回収できる額が極めて少額、またはマイナス(弁護士費用の方が高くつく)からです。
投資詐欺の弁護士費用はいくらかかる?
私が相談した弁護士のケースの一例です。
・相談料(30分)…33,000円
・調査依頼…1時間30,000円
・成功報酬…20%
これぐらい高額になります。
さらに調査依頼に関しては弁護士さんの実働なので30,000円では収まりません。最初に10万円ほどを支払い、超えるとその都度請求される流れとなります。
ただでさえ詐欺に遭って資金が無い状況なので、弁護士費用を簡単に出せないかもしれません。
しかも、調査依頼をしても投資詐欺に遭った全額を回収される保証もありません。
詐欺被害額と弁護士費用、そして回収の可能性を天秤にかけながら判断してください。
ただ、被害に遭ってから時間が経てばたつほど回収の可能性は低くなります。
詐欺師は詐欺で利用した口座から資金を移動させているからです。
最近は詐欺師集団も口座を設けないで入金させる手法や、詐欺のターゲットに入金するタイミングを聞き、そのタイミングですぐにそのお金を引き上げるという手法を取っているようです。
絶対にあきらめないでください!「振り込め詐欺救済法」があります
振り込め詐欺という文言ですが、この法律の対象となるのは
・オレオレ詐欺
・架空請求詐欺
・融資保証金詐欺
・還付金等詐欺
これら、預金口座を利用した詐欺行為に該当するものと定義されています。
ロマンス詐欺や仮想通貨、FXの投資詐欺も、預金口座を利用した詐欺犯罪行為の一種です。投資詐欺に遭った経緯を警察や弁護士に相談し、詐欺と証明されれば、この「振り込め詐欺救済法」に則って振り込んでしまったお金の回収を進めることができるそうです。
そして金融庁のHPには、実際に被害に遭ってしまったときのフローチャート「被害者の方の手続きの流れ」も掲載しています。
どうか参考になさってください。
ただし、このフローチャートをすべて一人で行うのは難しいと警察の方から話がありました。
私のような被害に遭った人は、まずは警察に相談し、並行して弁護士へも相談することが現実的のようです。
実際に上記の図の上から2つ目の段階「振り込んだ口座がある金融機関への連絡」は警察の方で行なってくれます。
口座にお金がすでに残っていなかった場合を除き、まだ回収の可能性があれば、その後の手続きを自分で進めることもできます。
しかし中には手続きが難しく、弁護士に協力を依頼することになる場面もあるようです。
そのため、ご自身で動く場合は適宜弁護士に相談しながら進めていかれる方法が良いと思います。
絶対にあきらめないでください。
詐欺に遭ったら何をすべきか、こちらの最新記事もご参考ください
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マッチングアプリによるロマンス詐欺・仮想通貨・FX投資詐欺被害者のLINEアカウントの新規登録は中止しました。
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