SNSやマッチングアプリを利用してあなたに近づいてくる悪質卑劣な詐欺師。
他人の写真を使ってなりすましているので最初は当然気がつきません。打ち解けたころに持ち掛けてくるニセ投資の話。
ビットコインやFXなど、すぐに稼げるように思わせることで短時間で大金を奪うことができます。
その投資をするために詐欺師らはニセの投資会社(プラットホームやアプリ)に個人アカウントを開設させるため、本人確認のため身分証明書や携帯電話番号などの個人情報を送るように言ってきます。
ここで「運転免許証」の画像「健康保険証」の情報を送ってしまうと詐欺被害とは別の二次被害が厄介です…。
運転免許証には氏名、住所、顔写真、生年月日、個人特定のすべての情報が詐欺師に渡ってしまうわけです…。健康保険証は顔写真以外のすべての情報が満載です。
また、マッチングアプリの「Omiai」に登録していた約171万人もの会員情報も流出したというニュースありましたね。
流出した情報は運転免許証が6割、それ以外は健康保険証やパスポートのようです。運営側は、「不正なアクセスではなく、会員登録時に前の人の登録情報が閲覧できる状態だった」という説明を行なっていますが、真実は私たちにはわかりませんね。
登録しているユーザーはすぐに一旦退会処理をした方が無難です。(※退会してもOmiaiの運営会社は10年間、会員情報を保管するそうです)
では、運転免許証や健康保険証が流出してしまった場合の二次被害としてどんな悪用の可能性があるのか、そしてその対策を紹介します。
ちなみにパスポート情報の悪用の可能性は高くないそうです。原本を紛失しない限りは偽装も難しいようですが、悪用されないとは限りません。
運転免許証や健康保険証が特殊詐欺に悪用されるパターンは主にこの6つ
もっとも身分証明書として有効活用できてしまう運転免許証・健康保険証は対面じゃない場合のオンライン登録に使うにはもってこいの証明書です…。
不安にさせるかもしれませんが、以下は実際に悪用されているパターンです。
あなたの名前で消費者金融や闇金から借金をする
詐欺師は何よりも「カネ」が第一。お金のためなら人殺しでもなんでもしますからね。
運転免許証があればたとえ他人の物でも、消費者金融や闇金でお金を借りるのは容易です。審査のゆるい会社はいくらでもあります。
免許証の住所に身に覚えのない請求書が届くかもしれません。もちろん返さなければあなたのもとに催促が行くことも想像できますよね。
クレジットカードを作られる
これも想像つきますよね。
免許証という身分証明書があれば申し込みはできてしまいます。大手なら審査に数日をかけてから発行となりますが、即日発行のクレジットカードも世の中たくさんあります。
それも有名な会社が即日発行のクレカを用意しているので詐欺師にとっては好都合。
即日発行可能なクレジットカードは『JCB一般カード』『ACマスターカード』『EPOSカード』など。とくにACはアコムが発行しているのでキャッシングしても不自然に思われない。
あなた名義で作られたクレジットカードで買い物やキャッシングをされる危険性が十分にあるのです。身に覚えのないカード利用明細が届くかもしれません。
マッチングアプリやSNSの登録
こうして奪った運転免許証などの個人情報を利用して、詐欺師グループは新たな詐欺アカウントをマッチングアプリやSNS上に増殖させています。
登録にはあなたの運転免許証を使い、マッチングアプリやSNSのプロフィール写真は海外のイケメン、美女のモデルの写真を拾ってきて使うのです。
銀行口座の開設
これは詐欺師の振り込め詐欺や、おなじみのマッチングアプリの外国人によるロマンス詐欺や投資詐欺の送金先に使われます。
詐欺師が送金したらスクショを送れと言ってくるのは、送金後に着金をモニタリングしすぐにそのお金を移動させるためです。
被害者が警察や銀行に相談すれば凍結されてしまうからですね。なので詐欺師どもは数多くの悪用目的の銀行口座が必要になります。
また、偽のネットショップを開設されたという事例もあります。どういう意味かというと、あなたが犯罪者に仕立て上げられる危険性があるのです。
ストーカー
住所、顔写真がバレてしまっているため、詐欺師グループから日本の詐欺師にこの情報が共有されれば(おそらく売買されている)可能性はあります。
女性は特に注意です。詐欺師は人間ではないのでターゲットへの陰湿な行為を平気で行ないます。
しかし、マッチングアプリのなりすまし外国人の詐欺師によるストーカーは考えにくいです。奴らは絶対に姿を現すわけにはいきませんし、日本にはいないので。
携帯電話の契約
今では格安SIMの携帯会社も増えてきているのでオンラインで契約ができてしまいます。なので運転免許証さえあれば比較的容易に契約できてしまいます。
運転免許証や健康保険証を悪用されるのを少しでも防ぐ方法は3つ
上記のような悪用は許すことは到底できるものではなく、必ず犯人を逮捕してほしいです。しかし相手が見えないうちはこちらも対策はしておかなければなりません。
以下の対策をすることでかなり防御することができます。
信用情報機関への登録
一番やっておきたいのはこちらです。
信用情報機関にあなたの信用情報を登録をすることで、運転免許証などの身分証明書の悪用を未然に防ぐことができるのです。
なぜかというと、第三者があなたになりすまして銀行口座、クレジットカード、借り入れをしようとしたときに、この信用情報機関に登録されたあなた本人の信用情報やコメントと照らし合わせて与信を行なうためです。
これによって不審な申し込みに対して未然に防げる可能性が高まります。
できれば以下のすべての機関への連絡をしておきましょう。
登録申請方法も掲載されています。オンラインで申請が可能なのですぐにでも申請しましょう。
警察へ事情を相談する
警察への相談は必須です。あなたの身に何かあれば動いてくれます。
しかし、中には「事件が起きてからじゃないと何もできないんだよ」なんてマニュアル通りの悠長なことしか言えない無能な警察官も中には存在しますので、相談相手は見極めましょう。
親身な警察官もたくさんいるので一回当たって諦めるのはリスクが高いです。
免許証の再発行を申請する
少々手間がかかりますが、安全のために再発行をしておきましょう。
しかし再発行を受け付けてくれるのは「紛失・盗難」の場合で、単に情報流出では難しいです。
もしも気持ち悪い場合は、「紛失・盗難に遭った」という話で相談する方法がスムーズです。
できれば引っ越したタイミングで「紛失」したと申請すれば、住所も番号も一新されるのでかなり安心かと思います。
警察署や運転免許センターで申請できます。警察署の方が相談も兼ねてできるので良いでしょう。
健康保険証は、お勤め先や協会けんぽへの再発行申請が必要です。しかし勤め先に再発行となると理由を尋ねられるはずなので勇気がいることだと思います…。
免許証や健康保険証の流出も不安ですが、お金を取り返すためにはスピードが大事です。
「詐欺に遭ってしまったらまずするべきこと」はこちらの記事

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マッチングアプリによるロマンス詐欺・仮想通貨・FX投資詐欺被害者のLINEアカウントの新規登録は中止しました。


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